ピエモンテといえばスローフード発祥の地。
その州都トリノにプロの料理人養成学校が誕生しました。その名もMaison Massena。10月末にあったオープニングイベントでは講師に三ツ星シェフのハインツ・ベックを迎え、トリノの著名人(といっても政治家やジャーナリストが中心・・・)がキッチンに立つという“Vip ai fornelli”を開催。トリノの市長や州知事などがカルボナーラソースを詰め込んだラビオリやジャンドゥイヤクリームのカカオサブレ添えなどを披露したようです。
インタビューの中で好物を聞かれた政治家たちの答えは…。
サイッタトリノ県知事「いわしのパスタ」
ファッシノトリノ市長「手の込んだ料理ならバーニャカウダ。手早くできて美味しいという点では卵のココットのトリュフのせ」
コタピエモンテ州知事「パニッシャ。ノヴァラ地方の郷土料理で、リゾットをベースにしたもの」
一方、嫌いなものは・・・。
トリノ県知事「トリッパ(内臓の煮込み)」
トリノ市長「キュウリのアレルギーなんで・・・」
ピエモンテ州知事「蕪…あとレバー…」
ピエモンテが食にかける期待は大きいようで、その後は「観光における食の役割」をテーマに円卓会議も行われたとか。
そもそも、この料理人養成学校を設立したのはAscomという企業家協会。トリノ市やピエモンテ州、商工会議所の支援を受けており、 若年層の就職支援が視野に入っている。
イタリアの30歳以下の失業率はなんと30%。全体で8%なので、いかに若年層が苦労しているかが浮き彫りに。日本でも若年層は同じ苦労をしているので先進国での大きな問題となっているのは周知のとおりですが・・・。
Maison Massena - Corso Stati Uniti, 18/A
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