2011年2月21日月曜日

トリノで婚活?

去年、夫の同僚たちと一緒にご飯をする機会がありました。
丁度私の隣に座っていた30代前半と思しき男性、この人が面白い。飄々という言葉そのものの、なにか悟ったような感じで、話を聞いていて飽きない。その日はトリノのBirrificio(ビール専門店ですね、醸造もそこでやってる、みたいな)だったので、ステーキやらの肉料理が豊富なお店だったのだけど、彼曰く「お肉を食べるとさ、その夜苦しい夢を見たりするんだよね。それって、食べたお肉の生前の記憶が、ボクにそんな夢を見させてるって思うんだけど、どう思う?」
私、思わずその場で爆笑してしまいました。ごめん、ちょっと凹んでたよね。でも、あの語り口といい、おかしすぎる・・・。
でも周りの人もその人の話に引き寄せられているというか、派手ではないのに、なぜか人の輪の中心にいて。しかも、後で夫に聞けば、なんと入社して一週間だというではないですか。恐ろしいほどの周囲への溶け込み方。勤続10年くらいの生え抜きかと思ってました。
さて、その彼がこのごろ参加したという、お見合いパーティー。なんと、あの北欧ファスト家具店のIKEAで、そんなパーティーを主催していたというのです。ちょっと気になって検索してみると、バレンタインデーのあたりにそんな催しがあったみたいで・・・。
たしかに、イタリア人の30代も婚活に苦労している人は多い。幼馴染以外とはなかなか友達にならないし、実は排他的なところが大きいので、新しい出会いがなかなかない模様。日本のように、お見合いパーティーなども少ないし、マスコミが婚活といった「現象」を作り出してくれることもないので、やりにくいというのはきっとあると思うんだけど・・・。
周りを見ると、最近のベビーブームで子供を積極的に持つ若い家庭も多いから、さらにかすんで見えるかもしれないけど、実際には、わりと存在する婚活組み。会社の人に、「日本人の女の子で、誰かいない?」といわれたこともあって、誰かいないかなーとアドレスを繰ってみたりしたのだけど、こちらに来ている女性はほぼ結婚組みなので、パートナーいるし・・・。
あ、そういえば、あの人とあの人、探しているのになかなか見つからないらしい、接点がないから当然だけど、じゃぁ私が引き合わせようかしら・・・などとおばちゃん根性に拍車がかかる今日この頃です。

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