2011年2月17日木曜日

病欠と社会保険庁

家にいること数週間。本日はお友達が遊びに来てくれて、いろいろな話をしているうちに、イタリアで病欠をした場合の話になりました。
イタリアではホームドクター制になっているので、具合が悪くて会社を休むという場合には、ドクターに社会保険庁と勤務先に提出する証明書を発行してもらいます。
そこまではいいのですが、その後がめんどくさくて、複写になっているほうの裏面をよーく読むといろいろなことが書いてあります。
社会保険庁にも、勤務先にも証明書発行の日から、2日以内に直接提出するか、受領確認ハガキつきの書留にて郵送しなければなりません。本当に具合が悪いときに、郵便局に行って、こんな手続きをするのか・・・しかも、受領確認ハガキつきの書留は、4ユーロ近くもするし、と昔から思ってはいたのですが、これがないと病欠扱いにならないので、仕方ない。
しかし、社会保険庁は抜き打ちで病欠の人の家の訪問をすることができ、病院に行く等の用事がない限りは家にいなければならない時間帯がお昼と夕方に決められてます。・・・で、私これは社会保険庁が無作為に抽出した人の家に訪問するのだと思っていたのですが、なんと雇用者側が保険庁に電話をして、家に訪問してくれというケースもあるのだとか・・・!
知らなかったよーという話を夫にすると、やはりそうだという答え。
疑り深いイタリア人。親兄弟以外は基本的に信用しないイタリア人。特に金持ちほどけちなイタリア人は、雇用者も被雇用者に損をさせられてたまるかというような根性が見え隠れするような気が・・・。
現在、ホームドクターが発行する証明書はすべてオンラインになったため、社会保険庁には書留を送る手間が省けましたが、会社にはやはりコピーを提出しなければならず…。これも、会社によって提出しなくていいところもあるようなので、ケースバイケース、といつものイタリア流です・・・。
ちなみに、偶然その後上司が具合はどうだと電話をしてきてくれたのですが、このときばかりはちょっと感謝したのでした。

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